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包みと結びの文化

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包みと結びの文化

2015年11月25日

代表の宝徳です。先日、我が國は、包みと結びの文化だと申し上げました。せっかくですから、私の個人ブログに書いた過去の記事をもう少し紹介しますね。我が國は素敵ですね。この頃のブログはまだ現代仮名遣いです(笑)。平成二十四年四月二日の記事です。

 

昨日紹介したJR東海の雑誌「ひととき」4月号に『「包み」と「結び」の精神史』という記事が掲載されていました。國學院大學教授小川直之氏の記事です。
サラリーマン時代、私はよく風呂敷を使っていました。あの頃は、あまり物を持たなくても外出できた時代でした。携帯電話はサラリーマン終わりの頃はあり ましたが、出張に行くのにパソコンは持って行かなかったし・・・。その電源とか・・・。なんか、便利のようで不便な世の中です。

 

風呂敷にパソコンを包むわけにもいかず、知らず知らずのうちに風呂敷を持ち歩かなくなりました。でも、今でも、「あ~、今、風呂敷があったらいいなあ」と思うことはしばしばです。折りたためるからかさばらない。なんとなく情緒がある風呂敷が、今でも大好きです。

 

考えてみたらパソコンや携帯電話は、風呂敷に包めません。昨日までのブログ「家づと」で紹介した「つつむ」という精神性に、パソコンや携帯電話は当てはまらない物なのですね。だから、本来は人間生活に不要なものだと考えています。

 

日本では、風呂敷という「包みの布」に長い歴史の中で特段に意匠をしたり「嫁風呂敷」のように特別の意味をこめたりしてきました。「祝風呂敷」とも言う 「嫁風呂敷」は、嫁入り道具の一つで、縁起物の松竹梅や鶴亀の絵柄、あるいは正家の家紋を染め出したもので、これには祝儀性や家の結びつきが表現されてい ました。

 

風呂敷は元々「ひらつづみ(平包)」と呼ばれ、その後、入浴の習慣の拡がりとともに江戸時代の十七世紀後半に「風呂敷」と呼ばれるようになったと、小川氏は言います。

 

いろいろな意匠や祝儀性が与えられたのは、江戸時代後期に風呂敷が嫁入りなどの祝い事や贈答品の包みに使われるようになったからです。これは贈答文化の成 熟であって、日本独特の様式美や型の文化が見て取れます。  私は「ひととき」のおかげで、「つつむ」という言葉が大好きになりました。   つづく

 

では、拙首です。

 

思ひでと ともに願ひを つつみこみ 嫁風呂敷と ともに見送る

 

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